花火で心寄り添う

夏を代表する風物詩といえば、花火。2020年からコロナ感染拡大防止のため、花火大会が中止になる一方で、全国の花火業者の方々はコロナ感染の1日も早い収束を祈願し、全国各地で一斉に花火を打ち上げ、全国の人たちに希望と元気を届けてくれました。

 

今年は全国で400件以上の花火大会が開催されるようです。打ち上げ花火は見ているだけで、気持ちがすっきりとしてきて、見終わった後には、また頑張ろうとポジティブな気持ちが湧いてくる、そんな不思議な力があります。花火大会でデートをしたカップルがその感動を共有した後に、高確率で交際が深まる傾向があるというデータもあるようです。

 

自分磨きにお勧めの展示会情報

千代田区:東京国立近代美術館

ガウディとサグラダ・ファミリア展<2023年6月13日(火)~9月10日(日)>

本展では、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、ガウディの建築思想と創造の源泉、さらにはこの壮大な聖堂のプロジェクトが持っていた社会的意義を解き明かします。


港区:根津美術館

物語る絵画 ― 涅槃図・源氏絵・舞の本<2023年7月15日(土)~8月20日(日)>

この展覧会では、物語の範囲を仏教説話や能、幸若舞(こうわかまい)やお伽草子などにまで広げています。絵画化されたさまざまな物語を味わいながら、いにしえの人々が物語のどのような場面に心惹かれたのかということにも注目していただければと思います。


港区:国立新美術館

蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる<2023年6月29日(木)~8月21日(月)>

国際的に大きな注目を集めてきた現代美術家、蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう、1957年生)が30年前に発表した展覧会「原初火球」を彼の芸術における「ビッグバン」の原点と捉え、そして、この爆発を引き起こしたものは何であり、その後今日まで何が起こったかを探求します。