出逢いの場★盆踊りに肖る

名実ともに猛暑、酷暑続きの日本列島ですが、お盆を迎えるこの夏休みには、帰省や旅行、お墓参り、夏の甲子園やオリンピックの応援等々、各人各様にお過ごしのことと思います。

 

さて、そんなお盆の本来の目的は、ご先祖や故人を供養するためのものですが、供養の行事のひとつに盆踊りがあります。秋田県の西馬音内盆踊りや岐阜県の郡上踊り、徳島県の阿波踊りが日本の三大盆踊りとして有名です。一方、全国各地では学校の校庭や神社、公園等を利用した地元の盆踊りが開催されています。こちらは老若男女、誰もが服装を気にせず気楽に参加し交流できる格好の場であり、地域の男女が気軽に交流できる「出会いの場」でもあります。最近では定番の東京音頭や炭坑節だけでなく、ダンシング・ヒーロー等、ディスコ・ダンスで有名なポップスもあるようです。

 

自分磨きにお勧めの展示会情報

渋谷区:太田記念美術館

浮世絵お化け屋敷<2024年8月3日(土)~9月29日(日)>

荒れ果てた屋敷に巣くう不気味な妖怪や、怨みを晴らそうと恐ろしい形相で睨みつける幽霊。浮世絵にはさまざまなお化けが登場し、時には見る者を怖がらせ、時にはそのユーモラスな姿で笑わせます。本展では、歌川国芳や月岡芳年の名品をはじめ、妖怪や幽霊を描いた浮世絵約170点(前後期で全点展示替え)を紹介いたします。


台東区:東京国立博物館

特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」開幕!<2024年7月17日(水) ~ 9月8日(日)>

本展は824年に正式に密教寺院となった神護寺創建1200年と空海生誕1250年を記念して開催します。平安初期彫刻の最高傑作である国宝「薬師如来立像」や、約230年ぶりの修復を終えた国宝「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」など、空海ゆかりの宝物をはじめ、神護寺に受け継がれる貴重な文化財をご紹介します。


港区:泉屋博古館東京

昭和モダーン モザイクのいろどり<2024年8月31日(土)~9月29日(日)>

本展は、「昭和」モダンのアートシーンを飾ったモザイク作家・板谷梅樹作品を一堂に集めた初の展覧会となります。昭和29(1954)年に制作された現存する最大の壁画《三井用水取入所風景》は、本展の見どころのひとつといえるでしょう。住友コレクションの板谷波山作品と共に、カラリストと称された波山と梅樹の美の競演をお楽しみください。併せて、住友コレクションの茶道具をご紹介いたします。