4月は様々な場面で、新たなめぐり逢いが期待できる月。そんな新たな出逢いと言えば、最たるものは「お見合い」かもしれません。未知なる方との出逢いの場で、如何にしてお相手が自身にとって相応しいか否かを、短時間で見抜かなければなりません。しかし初対面でそれをクリアするのは至難の業。ですから、初の顔合わせの段階では、目の前のお相手が”未来”へと繋がる人かどうか、事前に得たお相手の情報を基に、まずは人となりを広く浅く確認されることをお勧めします。
自分磨きにお勧めの展示会情報
北欧の神秘—ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画<2024年3月23日(土)~ 6月9日(日)>
本展覧会は、ノルウェー国立美術館、スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館という3つの北欧の国立美術館のご協力を得て、各館の貴重なコレクションから選び抜かれた約70点の作品を展覧するものです。19 世紀から20世紀初頭の国民的な画家たち、ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクやフィンランドの画家アクセリ・ガッレン=カッレラらによる絵画などを通して、本展で北欧の知られざる魅力に触れていただければ幸いです。
画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで<2024年4月13日(土)~6月9日(日)>
絵師・河鍋暁斎と、探検家で好古家、著述家、北海道の名付け親である松浦武四郎は、幕末から明治期を生きたマルチタレントです。二人の交流は明治の初め頃からあり、武四郎は愛玩品を集めた書物『撥雲余興(はつうんよきょう)』(当館蔵)等の挿絵を暁斎らに依頼しています。住いも近く、共に天神を信仰し、情に篤い二人の記念碑的作品は何と言っても「武四郎涅槃図」です。本展では、「武四郎涅槃図」とそこに描かれた、「大首飾り」(当館所蔵)をはじめとした武四郎愛玩の品々(武四郎記念館所蔵品と当館所蔵品)を同じ空間で展示し、「武四郎涅槃図」を立体的に再現します。
茶の湯の美学「利休・織部・遠州の茶道具」<2024年4月18日(木)~6月16日(日)>
三井家から寄贈された美術品の中で茶道具は、江戸時代以来長年にわたり収集され蓄積したもので、数と質の高さにおいては他に例を見ないものです。茶の湯の歴史を研究する上でも貴重な作品群となっています。今回の展覧会では、その中より桃山時代から江戸時代初期、茶の湯界をリードした千利休・古田織部・小堀遠州の茶道具を選び、それぞれの美意識を探ります。