日本の雛まつりは、世界でもめずらしい、女の子のための節句です。雛まつりは、もともと古代中国の紙人形を水に流して邪気を払う風習が平安時代の日本の貴族の間に伝わったものが起源とされ、現在のように雛人形や雛道具を飾るようになったのは江戸時代に入ってからのことです。毎年この季節になると、全国各地の趣向を凝らした雛人形や飾りものは見る人たちを魅了しています。中には、人が本物の十二単をまとったお雛様に扮して雛飾りを実演するなど、参加型のイベントも見受けられます。
自分磨きにお勧めの展示会情報
本展は、〈星座〉シリーズをはじめ、初期から晩年までの各時代を彩る絵画や陶芸、彫刻により、90歳まで新しい表現へ挑戦し続けたミロの芸術を包括的に紹介します。世界中から集った選りすぐりの傑作の数々により、ミロの芸術の真髄を体感できる空前の大回顧展です。
リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s<2025年3月19日(水)~ 2025年6月30日(月)>
本展覧会では、20世紀にはじまった住宅をめぐる革新的な試みを、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点から再考します。そして、特に力を入れてご紹介する傑作14邸を中心に、20世紀の住まいの実験を、写真や図面、スケッチ、模型、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィックなどを通じて多角的に検証します。
異端の奇才 ビアズリー展<2025年2月15日(土)~ 2025年5月11日(日)>
本展覧会は、19世紀末の欧米を騒然とさせたビアズリーの歩みをたどる、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)との共同企画です。出世作のマロリー著『アーサー王の死』(1893-94)や日本でもよく知られるワイルド著『サロメ』(1894)、後期の傑作ゴーティエ著『モーパン嬢』(1898)をはじめとする、初期から晩年までの挿絵や希少な直筆の素描にくわえて、彩色されたポスターや同時代の装飾など、約220点を通じてビアズリーの芸術を展覧します。