お花見のシーズンが到来しました。早咲きの河津桜から遅咲きの里桜、山桜など、4月下旬まで楽しめそうです。各地の名所は、国内のみならず訪日外国人たちで賑わいを見せています。
花見といえば、安土桃山時代に豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」が有名ですが、その際に考案されたとも言われる色鮮やかな三色団子は、上からピンク(桃色)・白・緑と順番が決まっています。三色の意味には諸説ありますが、一説によると桜の花の変化、ピンク(つぼみ)、白(満開)、緑(葉桜)を意味しているそうです。なんとも風情があるお菓子ですね。
自分磨きにお勧めの展示会情報
西洋絵画、どこから見るか? ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 VS 国立西洋美術館<2025年3月11日(火) ~ 6月8日(日)>
本展はサンディエゴ美術館と国立西洋美術館の所蔵品計88点を組み合わせ、作品をどのように見ると楽しめるかという観点から、鑑賞のヒントをご提案します。サンディエゴ美術館から出品されるジョルジョーネやサンチェス・コターンなど、世界に冠たる傑作を含む49点はいずれも日本初公開。
特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」<2025年4月22日(火) ~ 2025年6月15日(日)>
江戸時代の傑出した出版業者である蔦重こと蔦屋重三郎は、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られています。本展ではその蔦重の活動をつぶさにみつめながら、天明、寛政期を中心に江戸の多彩な文化をご覧いただきます。
藤田嗣治 7つの情熱<2025年4月12 日(土)~6月22日(日)>
藤田嗣治(レオナール・フジタ )の芸術を、7つの視点(情熱)で紹介する展覧会です。藤田研究の第一人者として知られるシルヴィー・ビュイッソン氏の監修のもと、藤田の創作源を「自己表現」「風景」「前衛」「東方と西方」「女性」「子ども」「天国と天使」という「7つの情熱」で読み解きます。